自己確認的記事

先日の記事書いていて、そういやメガドラミニの未収録作に対する考察して無いなと思った。それが今回の記事の書く動機。


まずメガドラミニ日本版収録作品。


スペースハリアー2・ソニックザヘッジホッグ2・ぷよぷよ通・魔導物語Ⅰ・レンタヒーロー・コミックスゾーンシャイニングフォース・レッスルボール・バンパイアキラーガンスターヒーローズランドストーカーベアナックルⅡ・ゲームのかんづめお徳用・アイラブミッキー&ドナルド・ハイブリッドフロント・武者アレスタ・スーパーファンタジーゾーン魂斗羅ザハードコア・ダイナブラザーズ2・サンダーフォース ・大魔界村 ・ストリートファイターダッシュプラス ・ロックマンメガワールド ・ゴールデンアックス ・ザスーパー忍 ・ファンタシースター千年紀の終わりに ・ザストーリーオブトア ・タントアール ・パーティクイズMEGA Q ・幽☆遊☆白書魔強統一戦コラムスモンスターワールドⅣ・ダイナマイトヘッディー・重装騎兵レイノス・ラングリッサーⅡ・アリシアドラグーン・スラップファイト・スノーブラザーズ・ロードラッシュⅡ・ロードモナークダライアス(新規移植)・テトリス(新規移植)


開発コンセプトであるメガドラの時代を体現した隙のないラインナップですね。改めて。


こういうものはどれを選んでもはたまた選ばなくても誰かしら文句がでる宿命で、その中でやれる限りソフトの価値と完成度などを熟慮した結果だと感じました。海外版にのみ収録してる作品(エイリアンソルジャーヴァーミリオン、トージャム&アール等)が気になれば今の時代比較的容易に買う事も可能でもあるし。


それでもやはりアレやコレがなぜ?って声はあるわけで。そこら辺は色んな媒体で開発スタッフのインタビューなどで判明した事がいくつかあるので、誰にと言うより個人的に留めて置こうというのが今回の記事の主旨です。




まず、発売前から散々アナウンスされていたこの理由。


「映画などの実写系版権物は収録しない」


コレはやはり実在の人物の名前もしくは会社、肖像は権利問題をクリアするのに非常に難解かつ、クリアしても使用料が高くつくのが大きいでしょう。マイケルは言うに及ばず、例えばジェラシックパーク、ゴーストバスターズバットマンランボーⅢなどがまさにコレに該当します。


かなりコレに近い理由と思われる未収録作としてスポーツゲームのほぼ全般に渡る作品もそこでしょう。F1やJリーグNBANFLなどとか、ボクシングやプロレスモノも、似て異なるキャラだからと言う逃げ道は今や通用しないと考えて良いと思います。コレはメガドラミニに限らず現在のゲーム事情としてですが。現に他のクラシックやミニハードでも例えばファミスタだったりファイプロなど収録されないのはそう言うことと考えて間違い無いはずです。


実はコレに近い理由が一因としてあるのがアウトランです。あのゲームの自車はフェラーリがモチーフとなってますが、後年になってクレームがあったらしく、それが転じてアウトランⅡでは公式にフェラーリとコラボしたのですが、それが災いして再販がなされない(DL含めて)事態となってます。3DS立体視での復刻版ではあの時のイメージに近いけど異なるオリジナルのオープンカーにグラフィックに改変がなされてます。


メガドラアウトランは非常に優れた移植でしたが、今回のメガドラミニのコンセプト的にグラフィックをいじるのは違うとなったと判断したと思われるのと、完全移植に近いものが過去にドリキャスなどで発売されてる為メガドラでとこだわる必然性に乏しかったと言う判断だったのでしょう。




「レーティングを上げるような必要のある問題のある描写がある作品を避けた」


コレに該当するのはアドバンスド大戦略やソードオブソダンモータルコンバット辺りかと思われます。ソダンは実際に候補に挙がってはいたけど断念したと明言してましたね。アドバンスド大戦略は現在の政情的にも日本のメーカーがアレを収録するのはリスクが高いと判断したと思われます。もしかするとジノーグ辺りもコレに該当したのかも知れません。




「一部例外を除いて基本的に移植モノは移植のクオリティやオリジナル要素の有無次第」


ここら辺で具体的に名前が挙がっていたのがTATSUJINなどです。ナムコ作品がレッスルボール一作に留まったのもココが大きいでしょう。TATSUJINは東亜プラン作品が収録可能な道筋が立った時最有力作品の一つだったらしいですが、完成度と移植版オリジナル要素の少なさからオリジナル要素の充実度や権利関係がクリアになった事などからスラップファイトに決まったとの事でした。ナムコメガドラ作品では例えば球界道中記は前述のスポーツモノ絡みで、フェリオスなどはメガドラ移植の印象は強いけど完成度が当時からユーザーの不満が大きかった記憶があったりして外したのかと。セガのでもクラックダウンやボナンザとかはそう言う理由でしょうね。ゲイングランドは入ると思ったんだけどなぁ…。




「現在権利を所持管理してる相手が不明」


コレでお蔵入りになったと明言されていたのはガントレットスタークルーザーでした。前者は当時のテンゲン後のタイムワーナーが日本でのゲーム事業から完全撤退した後解体後日本に於いての権利関係が完全に不明になったらしいです(主にアタリ名義でアーケードで出されたゲームの移植作品に関して)。後者も開発元も販売会社もクローズした後誰がその権利を保持してるのか全く不明になったそうです。そう言うケースは少なく無く、再販されないもしくは移植されない古い作品はそうやって闇に消えてしまう事例があったりするのです。現存する会社でも退社した開発者が権利ごといなくなったなんて言うケースが法律がグレーだった時代にあったりしてそれが今になっても影響したりするのです。


ガントレット幽遊白書と共にマルチプレイを前提に収録を目指してたらしいので非常に残念です。PS2XBOX360のはベタ移植なのでそれは一から交渉しての移植でしょうけど、メガドラ版のはオリジナル要素がかなり充実した作品なのでアレの権利というのがどこにあるのか…。




これらの障壁を乗り越えてのラインナップなのでメガドラミニは価値があるなと思ってます。以上自己確認的な記事でした。次は違う話題にしましょ。